鉢の中の金魚

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コミックマーケット93(2017冬) お品書き&サンプル

 みなさんこんにちは。冬コミに落選しましたが、ご厚意により委託していただけることになりました、同人サークル迷衛星研究室でございます。

 

2017年12月のコミックマーケット93のお品書きとサンプルを貼っておきます。

場所は3日目東2ホール、P-03b「ラムダ寿司」様

のスペースを間借りしております。ラムダ寿司さんも人工衛星のサークルですので、両方見ていってくださいねー

 

新刊1:ソラノキタン vol.01

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宇宙機の変わった話を記事風に書いた本です。タイトルの由来は「宇宙機の奇譚」→「宇宙の奇譚」→「宇宙と書いてソラと読ませるよね」で「ソラノキタン」です。ちょっと恰好つけけました。迷衛星って一括りにするのも変な話だと思いまして。

B5版32頁で500円。表紙でだいたいの内容はわかると思います(表紙にいない衛星もエピソードもあります)。初回ということで、縁起良く復活をテーマにしました。有名なモノ半分、ほぼ無名なモノ半分くらいの配分です。

表紙は桜色の特殊紙に2色刷りっていう、趣味全開の本です

 

 

新刊2:シャトルとオメガをめぐる旅

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今年なくなる福岡のスペースワールドを見に行って、ついでに対馬のオメガ塔跡地に行くというアホが書きました。前半が旅行記で後半がオメガタワーという、日本一高かった塔(高さ455m)の解説です。そう、東京タワーの「自立式タワーでは日本一」という文句は、こいつが真の日本一だったからなんだよ!! ΩΩ<<ナ ナンダッテー!! という本です。表紙はエスプリV エンボスアラレっていう面白い紙なので、ぜひ現物を見て下さい(ただし原稿設定をミスって、ノド側の余白が少なくなってしまった・・・)。

 

あと既刊として「みどり/ADEOS」の本も持っていきます。こちらは1200円での販売となります。超低高度衛星DASの本は表に出さないけどもっていくかもなので、ほしい人はお声掛けください。

 

・委託と電子書籍について

ソラノキタンvol.01はCOMIC ZINさんとMelonbooksさんで委託する予定でいます(現在交渉中)。

シャトルとオメガをめぐる旅は、starbooksさんの電子書籍が利用できるほか、book walkersさんでの電子書籍化も行いたいと思います。印刷したのはイベント限定です。

いずれにせよ、新刊は冬コミでは売り切れることはないと思いますので、午後からのんびりと来ても大丈夫でしょう。あと印刷所さんのフェアでポケットティッシュいただけるみたいなので、適当に配っていきますー

 

最後に在庫の目安と委託・電書状況

01_地球観測衛星みどり ○ / COMICZIN様委託中 

02_超低高度衛星DAS △ / Bookwalkers配信中

03_ソラノキタンvol01  ◎

04_シャトルとオメガ  ○

 

△=10部程度 ○=50部程度 ◎=100部以上

 

では、冬コミで僕と握手! 宇宙島にぜひ来て下さい!

 

JAXA筑波宇宙センター 一般公開2017

 2017年9月30日、JAXAの筑波宇宙センターの特別公開がありました。羅列ではありますが、撮影した写真と簡単な解説を書き連ねていきます。なお撮影機材はOlympus OM-D E-10II、主にキットレンズのパンケーキ君を使ってます。ブログで使用している写真は画質落としてますのでご容赦を。

 

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▲GCOM-C / しきさい

 今年度打ち上げ予定の地球観測衛星「しきさい」。SGLIというマルチバンドのセンサを搭載し、大気・陸域・水域・雪氷などありとあらゆる地球の姿を観測できる。かっこいい!

 また近くにはALOS / だいちの展示もあり、ALOS-3が6バンドの光学センサ、ALOS-4がSAR観測という体制になるそうです。ALOS-3は観測幅をそのままに分解能が上昇し、ALOS-4は空間分解能を同じのまま観測幅を広くするそうです。あとALOS-4にはALOS-2と同じく船舶用のAIS受信機も取り付けられるそうで、SARとAISで某国からの不審船をキャッチするんだとかどうとか。ALOSシリーズの今後に期待!

 

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▲水ロケットのイプシロン

 当日会場ではペットボトルに水を詰めて空に飛ばす「水ロケット」の体験ができた。子どもたちの列で大盛況。いや自分の家でも作れますよね??

 で、大人たちは全長7~8mの巨大ロケットを作ったわけです。僕は見れませんでしたが、ツイッターの動画だとそこそこ飛んでいたようです。よく作ったなあ……大人の本気って怖い。

 

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▲セントリフュージ

 NASAの都合によりキャンセルされた、ISSの実験モジュールです。詳しくはWikipediaを参照していただきたいですが、予算さえあれば実際に使われていた実機です。雨ざらしのため徐々に黒ずんでいますね……かわいそうに。

 

 

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▲宇宙やきいも

 再突入時の熱で焼き芋はおいしく調理できるのか!? という発想を真面目に検討してみたらしい。カプセルの厚みを変えることで温度管理ができ、それで調理できるらしいです。JAXA学会の一環として行われたポスターセッション、これはもちろんジョークですが、バッテリーやベアリングに関するガチの発表もありました。こういうの嫌いじゃないよ。もっとやれ。

 

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ADEOS-II / みどりII

 日本最大の地球観測衛星「みどりII」です。マイクロバスを超える大きさがあり、センサも当時最新鋭のものを詰め込んだ意欲作、まさに威風堂々といった出で立ちです。みどりサマまじかっこいい!!

 

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 ISS / うめ

 JAXAの前身機関であるNASDAが初めて開発した実用衛星です。地球の回りの電波を調べるために作られました。なにげに略称がISSで、国際宇宙ステーションと同じです。

 

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 ▲Int-Ball

 宇宙用のドローン、Int-Ball。地上からの遠隔操作で移動・回転が出来、内蔵のカメラで撮影を行うことができます。これにより宇宙飛行士の作業負担を減らすことができるのです。Int-Ball自体の大きさはそこそこありますが、ジャイロやリアクションホイール、CPUなどの電子機器は非常にコンパクトでした。近未来を予感させる面白いロボです。そのうち自律飛行とかもできるようになるのかな……楽しみですね

 

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 ▲大西宇宙飛行士

 2016年7-10月、国際宇宙ステーションに長期滞在を行った大西卓哉宇宙飛行士。ISSとHTVの管制室の見学列でファンサービスを行っていました。

 

 あとは初公開の電波暗室ISSとの管制室、HTV/こうのとりの管制室などを見学させてもらいました。どれも撮影禁止でしたので写真はありませんが、電波暗室は体育館のような空間一面に▲のトゲトゲが敷き詰められていて特殊、人間のいる場所ではなく機械の世界だなと感じました。管制室はスクリーンやモニタに情報が沢山流れていますが、人間味がにじみ出てましたね。

 

 そんなわけでJAXA筑波の特別公開、ダイジェストでお送りしました。ではでは。